2011年11月8日火曜日

窯八さん

昨日は、武川村の窯八さんに行ってきました。
窯八さんは、「花ノ音イベント」で出展してくれた、陶器屋さん。

米どころ武川村の山の中、車の音も聞こえない、とっても静かな場所。



年3回窯に火を入れるそうです。
一度窯に火を入れると、5日間は付きっ切り、奥様と交代しながら火の番だそうです。
窯の中でも、置く場所や火の当たり方によって、器に現れる模様が違ってくるようで、窯に器を入れていく作業だけでも、何日もかけるそうです。



窯八の大橋さんは、仙台出身で薪をもとめて山梨に来たとか。
確かに、山に囲まれた山梨県、木は豊富にあります。


今回は、和蘭に使う器のご相談!
窯八さんが、山野草屋さん向けに作った器があったので、あわせてみました。


【植物に寄り添った、器のデザインと機能】
窯八さんの焼き締めの器は、釉薬を使わないので、器が呼吸することができ、植物の根の生育にはよさそうです。蘭はほとんどの種類が、着生か半着生で、根に新鮮な空気を送ることが重要なのです。鉢物植物の器と言うと、どうしてもデザインに目が向いてしまい、植物を支え、根を育てると言う本来の機能を忘れてしまうことが多々ありますが、器の機能性をもっと考えて、商品を作っても良いのかもしれません。機能にデザインが付いてくるような、用の美という考えに近いものでしょうか。和蘭が花が枯れたあと育てていただく植物だとしたら、よりその機能めんを重視するべきなのかと。


今回、蘭用に少し試作していただけることになりました。
いまから、どんな器が出来るのか楽しみで、ワクワクします。

お値段的に、大量に使うことは出来ないけれど、山梨で展示会を企画したときなどに是非使ってみたいと考えています。


蘭鉢見たいのもありましたよ。






個人的には、こういった手びねりの器が大好きです。
手に馴染む感じ・・・。
「手で作っているから、自然と手に馴染む形になるんです」と話をしてくれました。

う~ん、この器・・・。
買っておけばよかった。


大橋さんの作業場!
職人がいる場所って感じですね。






















和蘭が繋げてくれる、人との出会い。
    WARANは和蘭であり輪蘭であると。


 


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