2011年10月24日月曜日
寒蘭の楽しみ方
シンビの原種で何が好きかと言われれば、寒蘭と答える。
シンビ玄人は春蘭か寒蘭に行き着く。
葉の美しさでは春蘭・花の美しさでは寒蘭といったところか。
甲乙付けがたい・・・・。
寒蘭は楽しむポイントが色々ある。
普通は、頭柱を花弁で淑やかに隠す花姿や、細くても凛とした花の美しさ、上品な花の香りを楽しむのだが、もう一つ楽しみたいポイントが、花茎の美しさである。シンビジュームの中で、花茎を見て美しいと言えるのは寒蘭の他無いであろう。
写真は土佐寒蘭の一つであるが、赤い軸と蕾の緑のコントラストが何ともいえない。
こんなに主張する花茎なのに、しなやかでいやらしさがないのだ。
この品種のほかにも、花よりも綺麗な透き通るような赤色の花茎をした品種など、花茎の楽しみだけでも限が無い。
こう考えていくと、
寒蘭は、花茎と花を楽しむもので、
春蘭は、蕾と葉を楽しむものと言うことができるであろうか?
こう曲がった楽しみ方をしていると、自分に〇〇フェチという言葉が当てはまりそうな気がしてきたが、花は見る視点、角度によって色々と楽しめるのだ。
たまには、花を下から見たり、後ろから見たり、花以外のところを見たりしてみよう。意外にそそられるような美しさが隠れているものです。
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