2010年9月21日火曜日

「禅仏教入門」鈴木大拙

「禅仏教入門」鈴木大拙
仏教学者である鈴木大拙氏が、禅というものを海外に紹介した本の訳本。
 
 
お能だとか、茶道だとか、東山で発展した日本文化のほとんどが禅の影響を受けており、それらを知るほどに、禅というものが何なのか? という疑問が芽生えてきた。で、わたなべさんの紹介でこの本に出会ったわけ。入門!って書いてあるから、おお禅が何なのかが素人でもわかる本か~と思ったら。。。
 
 
この本を読んでわかったのだが、「禅」とは何か? などと考えている間は、「禅」を理解することなど出来ないということなのだ。
 
 
能や茶道で表現される「間」や「余白」などというものを、いかに商品に表現しようかなど考えているのだが、そんなことを考えている間は、本当の意味での間や余白は表現できないのだろうな。
 
 
「禅」について何か解決したというより、更に深みにはまってしまった・・・・。
 
 
 

2 件のコメント:

わたなべ さんのコメント...

勝手ながら、お勧めさせていただいた本を読んでいただいて本当にありがとうございます。

さらに深みに・・・、

とってもわかる気がします。これを一生をかけて、少しずつ理解してゆくのも一つの道のような気がしてきました。

「禅」、そして「日本文化」は奥が深いですよね~。

みちくさ さんのコメント...

まさに禅問答がいっぱい。

ちょうど読み終わったタイミングで、石田君に会ったのであげちゃいました。

昨日、日曜美術館で円空さんの仏像やっていて、仏像って形じゃなくて、想いが込められているかって感じがしました。仏さんって形が大切なのじゃなくて、その想いが大切なのって。

禅の考えにもそんなところがあるような。。。
仏像とかじゃなくて、根本を求めるでしょ。

やっぱり形だけじゃない、想いが伝わる花を作りたいよね。