2010年8月11日水曜日

和蘭WARANのお話①

 
色々花屋さんらしき人が読んでくれるようになったみたいだし、
和蘭WARANとは何か? について、何回かに分けて書いてみたいと思います。

 
ここで、定義している和蘭WARANとは、オランダや古くからある東洋蘭のことではなく、洋蘭と東洋蘭を交配して作り出した、新しい品種のカテゴリー<和蘭WARAN>である。
 
「和蘭」でネット検索すると、オランダを意味するキーワードの方が先に出てくる。
っていうか、今の人もオランダを和蘭って表記するんだ・・・って感じました。
そうそう、和蘭シリーズを売り始めたときなんかは、「オランダの花かっ!」といじめられたものです。
 
 
そうそう、何故、和蘭だけでなく、WARANを付けて書いているのかというと~。
日本だけではなく、世界共通の単語として認知されるべき商品であるから!!
な~んて、、、
SUSI・・・FUJIYAMA・・・GEISYA・・・・WARAN・・・・BONSAI・・・・
 
 
東洋蘭のように、マニアックで地味な存在ではなく、
     洋蘭のように、ケバケバしく成金的な存在ではない。
(そんな書き方すると、両方の分野の方に怒られそうですがね・・・。)
 
不思議だと思いません、写真のように、地味な東洋蘭と派手な洋蘭を掛け合わせて、桃色で清楚な花が生まれる。これが「育種」というお仕事です。
 
まあ、簡単に書いていますが、何千通りという交配を何年も積み重ねて生み出された結果が、このような形となるのであって、一筋縄ではいかないのです。蘭の場合、一つの品種が世に出るまでに最低でも10年間という歳月がかかるのです。今こんなのが流行しているから~、なんて考えて交配しても10年後ですからね~。クレージーな仕事ですね!
 
そう、和蘭に関してそのクレージーな仕事を行っているのが、私が働いている向山蘭園って会社です。で、お花を実際に育てて咲かせるのは、別に生産者さんが居るんです。その話は別の日にしましょう。
 
 
 
そんなこんな、だいたい15年近いプロセスを経て、和蘭という商品が世の中に出てきたわけです。そして、今でも毎年新しい和蘭の花の開発に取り組み、香りの良い和蘭・寒さにとっても強い和蘭・夏にも咲く和蘭などなど、、、10年後20年後に向けて夢を膨らませているわけです。
 
 
 
初回は、なんとも取り留めのない話になってしまいましたが、まあボチボチお話していきたいと思います。 
 
 
 
和蘭WARANのホームページもあるので見てね~
 
 
 

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