2010年8月23日月曜日

和蘭WARANの話④

和蘭は、寒さ暑さに強いんです! だから一般家庭で育てて楽しむのに最適。
胡蝶蘭なんて、15℃以下になったら弱っちゃうし、マスデバリアやオドントなどのクールオーキッドは、夜温25℃以上の日が続けば、溶けて無くなっちゃう。そういうのを簡易の温室作ったり、クーラー室作ったりして育てるってのも、家庭園芸の楽しみだけど。
 
 
初心者だけど蘭の花を家で咲かせてみたいっていう方には、和蘭が絶対にお薦め!

「家の中に育てる場所無いのよ~」って方は、外でも育てることが出来るんです。太平洋岸の暖かな地域なら、地植えにしたって大丈夫!(-5℃位までは全然平気かな)地植えにするには、ちょっとしたコツがあるのでそれは追々説明しましょう。
 
シンビジュームみたいに芽カキをする必要も無いから、肥料あげて・お水あげて・2~3年に一度植替えするだけ。。。ポイントは肥料少な目ね。シンビジュームの1/3くらいでちょうどいい感じ。沢山あげすぎると、根をいためたり、葉が枯れたりします。
後は、自然に合わせて育ててあげる。。。それが難しいって? 普通、春蘭などは落葉樹の下に生えていて、春から秋は、木漏れ日程度の光しか当りません。だから、山の木々が緑色になったら直射日光に当ててはいけません。また、冬は落葉が株や花芽を覆って寒さから守ってくれます。葉っぱ寒さに強くても、花芽は痛みやすいのです。だから、いくら寒さに強いと言っても、花芽が霜にあたったりするとダメになることもあります。軒下や室内に取り込むか、地植えの場合は、自然と同じように落ち葉や腐葉土を掛けてあげる必要があります。
 
 
 
霜が直接あたらない軒下なら品種によっては、-10℃になっても大丈夫なんですよ!
暑さにも強く、山梨の盆地気候もへっちゃら。。。(直射日光には弱いので、日よけは必要)
まあ、今年みたいに35℃以上の日が続くと流石にバテますけどね。
 
 
なんで、そんなに暑さ寒さに強いのかと言うと、和蘭の片親は東洋蘭って話をしましたね。
で~、東洋蘭の故郷が、日本や韓国、中国になるのです。
そんで、四季のある気候に適応しているわけです。
 
和蘭を始めてから、「買った和蘭が翌年花を咲かせたんですよ~」ってお便りを、けっこうもらうようになりました(普通のシンビのときはあまり無かったな・・・)。
たいがい普通の蘭は、農家さんが栽培した状態が最高で、家庭で栽培するとちょろっとした花しか咲かなくなってしまうんだけど、、、、
和蘭の場合まあ皆さん見事に咲かせていること。
「こんなに花が付いたの初めてです!」って嬉しくなりますね。
 
 
 
 
 
 

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