2011年2月28日月曜日

和蘭のコンセプトって?

<和蘭の物語>
 和蘭のコンセプトは? とか、和蘭って何なの?って聞かれると正直ハッキリと答えられないことがある。一応、東洋蘭と呼ばれているものと、洋蘭と呼ばれているものを交配して作りだしたグループ。と括っているが、それが全部和蘭なのかと言われると、そういう訳ではない。
 和蘭って何なのか?(=和蘭物語)を作るのは、育種家であり、生産者であり、花屋であり、消費者である。そう思っている。それぞれの場所で物語は自由に付け加えられていく。だから、いつか決まるものでもないし、完結するものでもない。読者によって様々なストーリーが展開する、ネバーエンディングストーリーのようにね。私も和蘭物語の書き手の一員であるし、栽培している生産者さん・販売している花屋さん・購入してくれた人などなど、1鉢でも関わって人は皆、和蘭物語の読者であり、書き手なのです。
 
 <和蘭の余白> 和蘭は余白を持った花であると思っている。キッチリと形の決まった商品ではなく、生産者・花屋・消費者がそれぞれに表現・想像する余地を残しておきたい。その余白・余地は、生産者の個性によって自由に表現される植物の魅力であり、花屋のアレンジによって引き出される花の魅力であり、消費者の自由な発想により飾ることの出来る可能性となる。だから、和蘭に関わる人は、商品を完成させてしまうのではなく、次の人に余白を残しておいてほしいのです。  
 
<和蘭の匠たち>
 個性的な生産者が集まった。和蘭の匠と呼んでもいいだろう。和蘭を世に広めていくにあたり、生産者は重要なポジションにいる。そして和蘭は余白を持った自由な花。だからこそ、植物の魅力を引き出すことが出来る匠な生産者を必要としている。現在参加している生産者は正直、全員個性が強くアクが強い。偏屈な陶芸家や画家のような人たちだ。正直、周りからあいつは変わり者だと言われている生産者ばかり(これみてたら怒られそうだが・・・)。だから、よそから見ている人には「あのメンバーでは会議をやってもまとまらないだろう」と言われる。その通りである。まあ、まとめる気も無いのだが・・・。会議をやっているのは大きな方向性の確認と、それぞれの持つ情報の共有のためだ。あとは自分達で形を作り、営業を仕掛けることの出来る人たちなのです。 和蘭のメンバーには、今後何人かの生産者が参加するはずだ。しかし、誰でもよいわけではない。マニュアル通りには決して動かない、個性的で変態である必要がある。ここまで書くと手を上げる人もだいぶ少なくなるだろう。。。
 
 <魅力を引き出す花屋> 個性的な生産者が作りあげた和蘭の花は、花屋さんによって、魅力を引き出され、消費者に伝えられる。生産者が作った和蘭の花をどうぞ自由にアレンジしてください。和蘭という名前だから、和風のディスプレーにしなきゃとか、和風のアレンジじゃなきゃという必要は無い。花屋さんの思うままにアレンジしていただければよいのです。
 和蘭=日本らしい花と考えてみる。
 日本らしいとは何であろうか? 着物?芸者?フジヤマ?・・・・ そうではなく、今ある日本の姿が日本らしさなのではないかと考えている。今ある日本の住宅にあう姿。今ある日本の風景・自然にあう姿。それが=日本らしさなのだと。だから、和蘭は床の間にしか飾れない花ではないのです。洋間に飾っても良いし、玄関に飾っても良い。勿論、床の間にも飾れる花なのです。
 
 <最後の味付け>
和蘭に最後の味付けをするのは、手に取った皆さんなのです。 
・どういった場所に飾ろうか。
・お気に入りの器に入れ替えて飾ろう。
・庭に植えてみようか。
・切花にしてお茶会に使おう。
・来年咲かせるために植替えをしよう。
・乾いてきたから、水を与えよう。
・お世話になった人への贈り物にしよう。
 和蘭は、豪華な洋蘭と違って、色んな場所に飾ることが出来ます。あなたの好きな場所に飾ってみてください。そして、花が終わったら、育ててください。きっと翌年花を咲かせてくれるはずです。和蘭はとても丈夫な植物です。少々のことではへこたれません。触って下さい。いじって下さい。いじり倒して下さい。 
 
 
 ここから、本当の和蘭物語が始まる。。。。
 
 
 
 
 
 
う~ん。ますます、判りづらくなったぞ~。

2 件のコメント:

sanotaku さんのコメント...

私は和蘭物語を担う一人の変態生産者!?(笑)
和蘭の魅力を最大限に活かしていきたいですよねぇ。実はちょっと和蘭に対して迷っていて…一度リセットしてからもう一度向き合ってみようと思っています。
もっと何か違う形でアピールしていきたいと思っている今日この頃です。

みちくさ さんのコメント...

大半の生産者が普通(?)と思っている商品を作っていないんだから、普通(?)の生産者から見たら変態でしょう(笑)
私も和蘭に対して、焦って仕掛けていく気はないので、じっくり見て、いつでも参加してくださいな。