2010年10月13日水曜日

シンビジューム 絶滅

 
 
 
 生物は度重なる大絶滅のあと新たな多様化を生み出し発展した。ペルム紀後の海洋生物の発展的な進化白亜紀後の哺乳類の発展的進化などなどようは、それまで占有していた古いものが絶滅し、新しいグループが飛躍的に発展するチャンスが出来たってこと!

 
 例えば、漫画の主人公が瀕死の状態になると以前より強くなる(ドラゴンボールの法則)。これは、他の場面でも見られる。例えば、震災後の東京の発展。戦後の東京の発展。古いものがある出来事によって一気になくなったからこそ、加速度的に発展したといえる。古いものを徐々に壊しながら、新しいものを建てていこうと考えたら、今の東京のような姿はないのだ。(戦後破壊が行われていないので、東京の発展は停滞しつつある。)

 
 話を絶滅に戻すと、その時代に優勢なグループほど変化による絶滅リスクが高いといえる。白亜紀に優勢であった恐竜のグループは、鳥類を除いて絶滅し、哺乳類のように隙間に暮らしていたグループが生き残る。これは、優勢なグループほど暮らしやすい環境に適応し、劣勢なグループほど劣悪な環境で細々と生きているから、ある方向の変化には強い結果を生むのだ。優勢なグループの絶滅は、大きな余白を生み出す。この絶滅によって作り出された余白の幅こそ、次の発展の幅につながるのだ。前のグループの絶滅により、大きな余白が生み出されるほど、次のグループはより多様に発展する可能性が生み出されることになる。

小規模の絶滅では、次の発展も小規模にとどまるってこと。

 はて、花の業界に置き換えてみると。シンビジュームも一度絶滅的な状態になった方が、新しく飛躍的な発展があるのかなとも感じている。(いまは何とか絶滅しないようにもがいている状態かな。。。)ただ、中途半端な生き残り方をすると、シーラカンスのようにニッチでしか生きられない生きた化石になってしまう・・・。

 一度壊滅的な打撃を受けたあと飛躍的発展をするためには、今の形態を捨てるってことが大切!例えば、シーラカンスのような形態を変えない生き残りのグループが、同じ形態のままもう一度海を覆いつくすような勢力を得ることは今までにないからだ。恐竜の生き残りといわれている鳥類が、地上に存在しているのは、白亜紀当時と大きく形態を変えていったからに他ならない。
もし、シンビジュームを花業界の中で復活させたいと考えるなら、今までの形態をゼロになるくらい捨ててしまうことが大切だ。いまだに「直立のシンビが売れるようにならないと困るよ~。」などといっている人は、生きた化石として生きる隙間を探すしかないってことさ。再び経済発展があったとしても、今までと同じものが同じように売れるってことは決してない。そういったものが中途半端に残ることによって、次の発展の幅を狭めることにもなりかねないのだ。




 今ニッチと考えられているグループの中から、飛躍的な発展が生まれる。どういったものが、飛び出してくるかは誰もわからない。今はその発展のための種まきをする・・・・。

 
 
 
可能性の種を蒔いておかなければ、全てなくなってしまう訳だから。。。

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