2010年6月4日金曜日
分業
土岐に美濃焼の器の打ち合わせへ、行ってきました。
・卸・企画屋さんーーーーー我々がお話する窓口
・釉薬を作る薬屋さん
・型を作る型屋さん
・鉢を焼く窯屋さん
型の廃棄処理をする会社もあったし、多分、土専門の会社もあるのかな?
で、それぞれの中に、ここは〇〇が得意、 ここは〇〇が得意ってのがあり、釉薬を作る会社一つとてもいっぱいあるそうだ。それが、一つの町の中にぎ~しり詰まっている。
一貫生産ではなく、完全な分業生産。
そこにエキスパートが集まっていることが凄いよ。
で、企画屋さんが、我々の要望を聞いて、これはここに頼もう、これはここに頼もうってコーディネートしてくれるわけ。同じ型で何色か作りたい場合は、始めにここで作って、型をここに移動してなんてね。
非効率っちゃ非効率だけど、不得意なことまでやって、一貫生産するよりもよっぽどいいものが出来るわけよ。日本人が長い年月かけて築きあげてきた仕組みだよね。
例えば、江戸時代の浮世絵も、版元があって、絵師がいて、彫師がいて、摺師がいて・・・。
それぞれの、職人(エキスパート)がいたわけだ。
日本のいい物ってこういうエキスパート達の分業から生まれるのかもしれない。
さて、どんな器が出来るのかは、お楽しみ。
順調に行けば、11月ごろ完成予定です。
ああ、いいものを作るって時間がかかるのね。
焦らない。焦らない。。。。
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4 件のコメント:
素敵な器が出来そうで楽しみですね~。。はてさてどんな形にたどり着いたのかな?!
研修時代に土岐に同行させてもらった時に衝撃をうけたことを今でも覚えています。
花生産においてももっと分業進めても良いのではないかと当時も考えていました。
コーディネーター・仕上げ屋・作り手・苗屋みたいな感じ。
より需要にマッチングさせた商品を作りだすためのシステム作りが必要ですよね。
鉢、楽しみですね~♪
Seedさん
うふふ。内緒です。
今年は冬までにいくつか鉢を企画しています。
お楽しみに~!!
しんびすとさん
そういえば、うどん屋の鉢屋さん一緒に行きましたね!
人間一人が考えられる能力なんてたかが知れているので、同じベクトルに進む何人かが集まれば、想像以上のものが出来ることもあるかな?
なんてね。
和蘭のプロジェクトも、苗屋・作り屋に限らず、広く同志を増やして行きたいです。
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