2010年5月26日水曜日

木のいのち 木のこころ


最近は、何故か読書読書・・・・。
人生の中で、一番本を読んでいるかもしれん。
特に、考え方が書かれている本など、直ぐに影響されてしまうので、あえて避けてきた。色々経験も重ね、色々な人の考え方も読んでみるか、などと、、、
さて、徐々にご紹介していきたいと思います。
 
 
法隆寺最後の宮大工、西岡常一さんの「木のいのち 木のこころ」
法隆寺宮大工の口伝に、「木は生育の方位のままに使え」 、 「堂塔建立の用材は木を買わず山を買え」 というようなのものがある。ようは、自然にはえている木は一本一本性質が違い、一本の木の中でも生えていた方角によって、性質が異なっている。木と向き合わなければならないうこと。適材適所。
 
 
なんせ、法隆寺は1300年も建っているのだから、凄いよね。
木造建築も凄いし、それを受け継ぎ修復してきた、宮大工さんたちも凄い。
 
 
あとは、人を育てること、技術を継承するってことね。
これは、西岡さんの弟子、小川三夫さんの話が参考になります。
小川さんは、「鵤工舎」を設立して人。
宮大工を育てながら、お寺を建てていくプロ集団。
 
仕事を任せるってこと。じゃないと人は育たないってこと。
そして、基礎が大事ってこと。ここの場合は、道具の砥ぎ。
道具が砥げなければ、木も真直ぐ削れない。
なるほど、そらそうだ。
 
 
マニュアル・マニュアルで縛らずに、任せて・考えさせて育てていかないといけないんだね。
自分の所でも見習うべき点、多々々々々々々・・・・・・です(反省)。
 
 
 
大工になりたい方も、そうじゃない方も、是非読んでみて。
 
 
 
飛鳥時代の建物ばかり携わってきた西岡さんが、もし自分で一から建てるとしたら、何時代の建物が良いですか? との質問に、鎌倉時代と答えていた。飛鳥時代は大陸文化の影響が強く、室町になると懲りすぎているのだそうだ。 鎌倉時代の建物が日本的なんだって。。。 てなことも、鎌倉に行ってみた理由だったりします。
 
 
結局、本に影響されやすい性格なのです。
 
 

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