2010年4月14日水曜日

利休を学ぶ



木村宗慎「利休入門」「利休の功罪」
 
 
千利休とは、何をした人だったか・・。
 
  有名な茶人であることは知っている。
 
スゴイ逸話が沢山残っていること、
      今の茶の湯が利休の上に成り立っていること。
 
 
 
人は不運な死を遂げると、聖人や英雄になる。
    天寿をまっとうした人よりも、志半ばで暗殺・自害・処刑された人の方が・・・
 
 
また、坂本龍馬しかり、後世の人間が作り上げたものも大きかろう。
 
    本によれば、利休の逸話のほとんどが、弟子たちが後に作り上げたもの。
 
 イエスの死後、弟子達が作った福音書のようなものか。
 
 
 
 
茶の湯というのは、俗世から離れ、作法・所作がきっちり決まっている、
とっつき難い、堅いものだと思っていたが、
 
人間味が溢れ、自由なものであるのだと判ってきた。
 
 
いづれにしろ、利休はスゴイ人だ。
 本当に美しいものを見極め、人の心を読む力。
その凄さゆえ、死ななければならず、
    死ぬことで聖人になることまで判っていたのかも知れない。
 
 
さて、利休については、次の本を読んでおり、もう少し学んでみます。
 

2 件のコメント:

わたなべ さんのコメント...

明と暗を持つ方だと言われていますが、今の日本の芸術文化を考えるに当たって、避けて通れない方ですよね〜♪

和蘭をつくるに当たっても、利休さんを知ることは避けて通れないような気がしますよね。いしこさんも同じことをお感じではないでしょうか。

福岡の平野さんから、利休さんの関連の漫画を教えていただきました。その中では、明智光秀が行った信長の暗殺に利休さんが絡んでいます。

いろんな逸話がある方で、本当に興味がつきない方です。兎に角、凄みを感じます。。。

みちくさ さんのコメント...

わたなべさん。こんにちは!

利休の世界。花の世界の直ぐ隣にあるような感じがして面白いですね。



利休さんの審美眼は凄いな、って思った一方。美しい物の価値など、人それぞれでよいのだなとも感じました。

利休さんに見出されれば、ただの竹が名物の花入れになる。でも、その価値観なんて人それぞれですもの。

美の世界・アートの世界における価値の付け方って、深くて、怖いものを感じます。お金が絡むと、「私はこれが美しいと思う」だけでは、済まなくなりますものね。


花の世界の価値観も、近いところあるかな?